【記事】第1回 業態別のさまざまな商圏

駅前のスーパー、住宅街のスーパー、駅ナカ、オフィスの自販機、郊外のショッピングモールなど商圏の大きさや特色は様々です。

 

 

□駅に直結するお店

 

どこかへ行く、あるいは、どこかから帰ってくる人々が立ち寄ることができます。ふらっと立ち寄って軽食を取ることのできるお店が多いです。

 

 

 

□駅近くのスーパー

 

帰宅時に必ず通ることのできる立地です。近隣にくらべて営業時間は夜遅めです。平日仕事帰りの人が立ち寄って晩御飯や翌日の朝食用に食品を買っていく、といったケースが想定されます。

 

 

 

□住宅街のスーパー

 

住宅街のど真ん中などにあるスーパーは、近隣世帯をターゲットにしているところが多いです。平日は専業主婦を中心に土日はファミリーでお買い物といったケースが想定されます。住宅街なので比較的営業時間も早めです。

 

 

 

□ショッピングセンター

 

駐車場が充実していて土日にマイカーでまとめ買いするファミリー向けです。複合施設ですので、本、洋服、ドラッグ、100円ショップといったほかの業態もあって必要な日常品は揃えやすいです。

 

 

 

このように1つの町でも駅からの距離、施設の規模、駐車場の有無、小売りの業態によって商圏範囲は様々です。任意のエリアの商圏特徴を知りたいと言ったときに商圏範囲を設定する必要が生じますが、特長を吟味したうえで商圏の範囲を設定する必要が生じます。

 

 

業態別の商圏範囲

 

 業態別の商圏の範囲を紹介します。ここにある数値はあくまで目安で都市部と地方ではまた異なっている場合があるでしょう。

表にあるコンビニエンスストアはもっとも小さな商圏として挙げておりますが、例えばオフィスの自販機といった数十メートルの商圏も世の中には存在します。

 

 駅前ほど売場面積が小さくて郊外に行くほど大型の売り場面積の大きな店舗になり、また都市部と比較して地方中核都市を核とする田舎のほうが店舗は大きくなり、商圏は徒歩や自転車で行ける距離から車が必須となってくる距離になります。

 

 都市部では駅を中心として一体の町が形成されていますが、田舎では大きな店舗の中に食料品から医薬品、衣料、家電まで揃う地域の核となる店舗はまだまだ存在します。

 

 大企業を中心に最近ではテレワーク(情報通信技術を活用し時間や場所の制約を受けずに柔軟に働く形態)の実験を行うところまで出てきました。今後の働き方・暮らし方次第で新しい小売りの業態も出てくることでしょう。それでも商圏の設定に関する考え方は変わりません。来店手段や取り扱う商品でおのずと決まってきます。

 

 

 
業態 説明 商圏人口・範囲 来店手段
コンビニエンスストア  購買してすぐに消費する商品が中心  3,000人以下
 500m以下
 コンビニエンス
小型食品スーパー  調理の必要な食品がメイン  5千~1万人
 2km以下
 小型食品スーパー
 大型食品スーパー  調理の必要な食品と惣菜  1万~3万人
 2~5km以下
 大型食品スーパー
 ドラッグストア  医薬品を中心に日曜雑貨などを扱う  2万人以上
 2~5km以下
 ドラッグストア
 コンビネーションストア  スーパーマーケットとドラッグストアとを組み合わせた小売業態  2万人以上
 2~5km以下
 コンビネーションストア
 ディスカウントストア  日用雑貨・医薬品など購買頻度の高い商品を低価格で提供  7万人以上
 5~10km以下
 ディスカウントストア
 スーパーセンター(SUC)

 食料品スーパーおよびディスカウントストアを完全に一体化。

 衣食住全てを扱うフルラインの売り場をワンフロアに納め、

 1か所のレジにて集中して会計する総合スーパーの小売業態

 10万人以上
 5~10km以下
 スーパーセンター(SUC)
 総合スーパーマーケット

 食料品や日用品のみならず、衣料品や家電、家具など、

 様々な商品を総合的に品揃える

 10万人以上
 5~10km以下

 総合スーパーマーケット
 ゼネラルマーチャンダイズ  ファッションを中心に購買頻度の少ない商品を豊富に揃える  30万人以上
 50km以下
 ゼネラルマーチャンダイズ
 百貨店  宝石・貴金属・高級ブランド品など高価で購買頻度の少ない商品を扱う  30万人以上
 80km以下
 百貨店

 

 

商圏範囲が定まった上で商圏上の特性をつかんでいく作業があります。商圏が大きくなるにつれて特性もぼやけてくる可能性もありますが、時間帯や曜日、商品の売れ方によってはなんらかの特徴が出てくることもあります。大事なのは、必要な商品を必要な人に必要な時間に適切に提供する、といったことです。

 

次回以降で商圏特性の調査方法を説明していきます。

 

 

関連リンク

 

 

 

利用シーンサイト: 商圏分析や地域特性を把握したいビジネスマンのための優しく詳しいエリアマーケティング術

 

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