【記事】第8回 ドミナント戦略とは?

 先週の報道で全国のコンビニエンスストアの店舗数が、05年以降ではじめて減少に転じた、との報道がありました。1974年にセブン‐イレブンが東京で第1号店を開業してから、伸び続けてきたコンビニエンス業界ですが、2020年以降で各社の戦略に注目していきたいと思います。

 コンビニエンスストアを筆頭にスーパーマーケットや飲食店などのチェーン店展開を行う業種が、出店の戦略としてとってきたのが「ドミナント戦略」と言われるものです。

 

□ドミナント戦略とは?

 

チェーン型のストアを展開する企業や集合体が地域を絞って集中的に出店する戦略です。同一か近しいエリア内で市場占有率を向上させて、寡占や独占状態を目指す経営手法です。

 

 

ドミナント戦略イメージ

 

 

ドミナント戦略のメリットはいろいろ出ておりますが2点に集約され、
1.    対象地域内のチェーン店の認知度向上
2.    物流効率化、運営スタッフの巡回の効率化
などになると考えられます。

1に関しては対象エリア内でチェーン店の看板などを見かければ見かけるほど、エリア内にいる人たちの認知度が向上するであろうし、2に関しては、こちらも店舗間の距離が短ければそれだけ商品を運ぶトラックの巡回効率が上がります。また、店舗を指導するスーパーバイザーに関しても同様のことが当てはまります。

 

 

□ドミナント戦略で気を付けるべきことは?

 

ドミナント戦略を実行する中で気を付けるべきことはやはり顧客の奪い合いにならないようにすることです。マーケティング用語では、カニバリゼーション(共食い)と言います。店舗同士が近距離だったりすると、例えば、今までA商圏だった顧客が近所にできたB店舗に行くことで、A店舗からB店舗へ購買行動を移し、結果的に同一チェーン内での総売上は変わらなかったりする可能性が出てきます。


 カニバリゼーションは、店舗同士の空間的な世界だけでなく、商品同士の世界でも発生する可能性があります。いままでA商品を扱っていたけれども、新しいB商品を出すことで結果的にA商品の売上が下がってしまう、といったことも起こりえます。

 

□ドミナント戦略を適切に実行するには?

 

 自社チェーンの業種業態を適切に判断して、自社店舗の商圏は何kmが適切かを把握し、カニバリゼーション(共食い)を防ぐ出店戦略を取っていく必要があります。( 参考記事:業態別の様々な商圏

 

 

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