【記事】第10回 商圏の決め方

商圏の決め方に関して簡単に説明したいと思います。
本質的なところをフォーカスすると主に2ステップとなります。まず、1つ目に基点となる場所を決め、2つ目にどんな商圏にするかを決めます。いろいろ決めるための条件はありますが簡単に分けると2つのステップで収まります。

下記の例ですが荻窪駅を中心に同心円で距離1kmとした商圏を設定した例です。夜間人口が1万4千人ほど多く、都心に勤める人の住宅地の要素が強い傾向がうかがえます。

 

 

 

例 荻窪駅を中心に同心円1km)

 

同心円

 

 

次に基点は荻窪駅で一緒ですが到達圏という考え方があります。人が移動する際には道路を使います。その道路に沿って移動した際に1kmの到達するエリアを到達圏といいます。例2ではちょっとだけ荻窪駅の北口に基点をおいたので、駅より北側のエリアに到達圏が膨らんでいます。

 

 

 

例2 荻窪駅を中心に到達圏1km)

 

到達圏距離

 

 

同じ到達圏でも「距離」による指定と「移動種別+時間」による指定があります。例3では、荻窪駅南口を基点として、車で5分移動した場合の到達圏となります。

 

 

 

例3 荻窪駅を中心に到達圏 車で5分)

 

到達圏時間

 

 

同じような場所でも、基点となる場所をちょっとだけズラしてみたり、商圏の設定方法を変えたりすると商圏の形自体が違ってくることが分かります。統計上の目立った違いはここでは見られませんでしたが、場所によっては駅の北側と南側ではまったくことなる商圏特徴が出てくる可能性も存在します。

 

ちなみにですがこの到達圏を作成する裏側の仕組みとして、道路ネットワークデータというものが存在します。より高価なものからちょっとコストの安いものまであり、おおよそコストに比例してできることも増えてきますが、商圏分析の到達圏作成という分野では、著者の考えですが、あんまりコストをかけずに行っても問題ないと思います。mapDISCOVERY では特に気にせずサービス標準に道路ネットワークデータも含まれています。(この道路ネットワークデータを作成して到達圏に利用できるレベルにするのにはまた別のノウハウが必要で、それに関して説明するとまた膨大な記事面が必要になってきます。)

 

 

□商圏の決め方まとめ

 

商圏の種類 特徴
同心円 最も基本的な商圏。基点からの同心円で距離を指定する。
到達圏距離 道路ネットワークを利用して基点からの到達距離を元に商圏を作成する。
到達圏時間 道路ネットワークを利用して基点からの移動手段と到達時間を元に商圏を作成する。
手書き(補足) 地図上にフリーハンドで商圏を設定する。

 

 

補足としまして、手書きによる商圏もできます。地図上を自由にフリーハンドなどで商圏を設定する方法です。

 

世の中に存在する商圏分析といったツールやサービスには、おおよそこのような商圏の決め方が存在するかと思います。どんなツールやサービスを使うにしろ、扱う商品や業種に応じて、商圏の決め方を変えていきましょう♪

 

関連リンク

 

 

利用シーンサイト: 商圏分析や地域特性を把握したいビジネスマンのための優しく詳しいエリアマーケティング術

 

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