【コラム】第29回 小売業の事業変化~移動式スーパー~

都会暮らしで駅を歩いて徒歩数分にコンビニが複数あり、スーパーも自転車で10分も走れば何軒かあるエリアですとなかなか潜在ニーズに気づきませんでしたが、地方を中心に移動式スーパーが活躍しているそうです。

地域によっては、スーパーやコンビニまで車で30分といったところもあり、特に高齢者で体も不自由な場合は買い物自体のハードルが高く「買い物難民」という言葉がまさに当てはまります。この解決策として、ネットスーパー、宅配、送迎サービスなどの新規サービスが出てきていますが、それぞれ課題があります。

 

 

□買い物難民の社会問題解決とそれぞれの業態ごとの課題

 

・ネットスーパー ⇒ お年寄りにはオンラインでの注文のハードルが高い
・宅配 ⇒ 特定の味に対する飽き、注文から到着までのタイムラグ
・送迎サービス ⇒ 特定の時間に合わせて行動する制約がある

 

この上記の課題に対し、移動式スーパーですと対面で人が販売するのでオンライン注文のハードルはないですし、宅配のタイムラグもありません。特定の時間に合わせて行動するのは若干似たような課題は出てきますが、週の1~2回で同じような時間と場所に移動式スーパーが来てくれれば、その時にあわせて近所に買い物に行けばよくハードルも低いはずです。

 

移動式スーパー

 

 

 

□事業主の方式

 

サービス側の視点でも考察してみたいと思います。事業の中でキーポイントはこの事業主募集の方式にしたことです。人員をすべて1法人の中で解決しようとするとパートやアルバイトも含めた管理が一つのハードルになりそうです。言葉に語弊はない表現にしたいですが、パートやアルバイトの立場ですとやはりどこかでサボっていないか、監視の仕組みがないと成り立たないですが、事業主にしたことで、監視の不要な事業の仕組みが出来上がっています。(事業主ですと売上に対する責任が出て来て休むのも働くのも自由ですが収入の自分の働き次第ですので頑張って働く人が多いはずです。アルバイトですとこの手の宅配事業を行う法人ですと監視用のツールを導入されているところもあるぐらいです。)

 

 

□移動式スーパーのニーズのあるエリアは?

 

お年寄りが多く、1人2人世帯で、近くにスーパーのないちょっとした地方の集落が事業主としてもお客さんとしても双方にメリットがあるかと思います。(事業主にしますとぽつんと1軒家ばかりを回っても売り上げが上がりづらく収益に影響しますし、お客さんも自分でお出掛けせずにお買い物ができるので便利です。)

 

 

70歳以上のお年寄りの多いエリア mapDISCOVERY 分析ツールより)

 

人口分析

 

 

もちろん収益とは関係のない企業やサービス理念もあると思いますので、一概に効率がすべてではないです。収益を上げながら企業や事業の社会的責任を果たす、といったバランスに落ち着いてくるのではないでしょうか。

 

 

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